リビンマッチから学ぶ不動産テック

「リビンマッチ」から不動産テックを学ぶ

月別: 2018年10月

米国のリアルエステートテック

「リビンマッチ・不動産テック」今回は、「米国のリアルエステートテック」です。   AIの能力は近年の技術革新により、今や飛躍的な発展を遂げています。 自動車の自動運転化への移行が加速していることや、証券会社の株式トレーダーから仕事を奪ったり、将棋に続き囲碁で人に勝利をおさめるなど、ここ数年のAIの能力の高まりには著しいものがあります。 今やAIの技術をどれだけ事業に取り入れることができるかが、多くの業界のトレンドとなった感すらありますが、アメリカでは不動産取引をバックアップする不動産テックが業界をけん引しています。 アメリカにおいて中古住宅の売買活性化を促す「リアルエステートテック」とはどのようなものかご紹介いたします。 日本の住宅建築に対する基本的な考え方として、建てては壊し、再び建てては壊すという、「スクラップ&ビルド」が長らく定着していました。 もともと木造家屋だった日本では、西洋のように石造りではありませんので、あくまで作ったものはいつか朽ち果て、壊れるという前提でした。 日本は古くから自然災害に翻弄されていましたし、江戸では大火事もよく起こっていたようですの […]

空き家バンクについて

「リビンマッチ・不動産テック」今回は、「空き家バンクについて」です。 現在の日本の住宅問題として、空き家が増え続けているという状況があります。 新築の建物がどんどん建設されていくなかで、今や世帯数よりも住宅の数の方が多いというのが現状です。 人口減少時代の到来が危惧されているなかで、地方の田舎における空き家問題は深刻ですが、都市部も無関係ではありません。 2015年に空き家対策特別措置法が施行されて、初めて行政による取り壊しが行われたのは神奈川県横須賀市にある空き家でした。 要因は人口減少を中心としながらも、都市部への雇用の集中や、長寿命化での介護施設の利用増加、経済成長時代の現代とマッチしない制度、新築することのみに特化した旧態依然とした利権構造など、さまざまな原因が絡み合って起こっているのがこの空き家問題です。 空き家が増える原因として、新しく建物を建てたからといって古い住宅が無くなるわけではないことが挙げられます。 空き家になっても解体されない、減失戸数が増えないのは、特に空き家が個人所有である場合顕著にあらわれます。 更地にした場合、つまり住宅のない土地では固定資産税が最大で4 […]

レインズへの期待

「リビンマッチ・不動産テック」今回は、「レインズへの期待」です。   不動産業のIT化は業界別で見るといまだ進んでいないというのが現状です。 不動産ポータルサイトや、リビンマッチのような一括査定サイトのように、サービスの一部としてIT化が浸透してきている部分は確かにあります。 しかし、不動産に関する業務そのものが効率化・省力化されるといった、劇的な変化をもたらすIT技術の活用はいまだなされていない、というのが業界にとっての共通認識であり課題といえるでしょう。 不動産の営業を担当する社員を例にとっても、人力による集客のための活動や顧客への情報提供で、全体の業務の3割以上の時間を費やしているとも言われており、不動産情報のやり取りにIT技術を導入することによって改善できる余地はまだあると見られています。 不動産情報を収集するシステムとして、不動産業者間で物件の情報を登録・閲覧できる「REINS(レインズ)」という仕組みがあるのはご存知でしょうか。 レインズとはReal Estate Information Network System(不動産流通標準情報システム)の略称であり、この […]

ブロックチェーンについて

「リビンマッチ・不動産テック」今回は、「ブロックチェーンについて」です。 不動産業界に応用される不動産テックの核となる新技術として、「ブロックチェーン」があります。 ブロックチェーンとは、ビットコインなどの仮想通貨の取引管理で有名になった技術です。 資産や権利などの情報を、インターネットを通じて共有することで記録・保管・監視する技術で「分散型台帳」などとも呼ばれています。 これまで、重要な情報というのは特定の管理者が、莫大な費用をかけたデータサーバーで中央集約型の情報管理を行っていました。 データを集中管理することで、正確性や安全性を確保してきたのがこれまでの情報管理だったのですが、ブロックチェーンでは特定の場所も管理者もいらなくなります。 ブロックチェーンを活用することにより、高いセキュリティーとダウンすることのないシステムを低コストで実現することが可能となります。 複数の参加者がデータを共有しているため、1か所がダウンしても補完し合うことでシステムを稼働し続けることができます。 また参加者間のデータが共有されることで、複雑な事務プロセスを簡素化することにより、事務に掛かるコストを削 […]

IT重説とは

「リビンマッチ・不動産テック」今回は、「IT重説とは」です。 不動産業は、人々の生活に必要な衣・食につづく「住」に直結した大変重要なサービスといえるのですが、IT化が非常に遅れている業界といわれているようです。 不動産取引を行うためのルールを定めた宅地建物取引業法(宅建業法)が成立したのは1952年という、戦後まだ7年しか経っていない、大変古い時代に制定されています。 当時の物件購入者の利益の保護と、公正な取引のためを考えて作られた宅建業法ですが、その時代にインターネットはもちろんパソコンも存在しません。 宅建業法は、多くの点で時代と合わなくなってしまっているという問題に直面しています。 また不動産売買の取引手順には膨大な量のステップがあり、ほとんどが人の手で行われているために簡略化することが難しいといわれています。 産業別のデジタル化指数でも、もっともデジタル化が遅れている産業に分類されてしまっているのです。 もちろん、不動産業者同士の情報ネットワークであるレインズや、不動産ポータルサイトなど一部局地的に進んでいるところはありますが、ビジネススタイルに大きな変化をもたらしたというもの […]